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夫婦で米国留学後、息子のKSKを高齢出産しました。老体に鞭打ち、日々育児と仕事に励むワーキングマザーです。


by kskmama
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頑張り過ぎなくていいよ

新卒から渡米前に勤めていた会社の同僚(2歳の女の子ちゃんのママさん)と久々に会った。ちなみにこの会社では、本当にやりがいを持って仕事をしていたのですが、パパさんが会社派遣で留学することが決まり、色々悩んだ末に会社を辞めて付いて行くことにしたのでした。

そしてこの元同僚さん、2歳の女の子ちゃんのママさんなのですが、仕事もずっと続けて、超多忙な日々を過ごしている。毎晩22:00頃まで仕事をしているのに、同じ職場のママさん上司さんたちはもっともっとハードな仕事ぶりなのだそうで、中にはベビーシッター代が年間200万円以上という人もいるそうな。偉いなぁ~、大変だにゃ~なんて思いつつ、一方では、「転職していて本当に良かった。」と心の中で思ってしまいました。kskには両親と過ごすという最低限の人並みの暮らしはさせてやりたいもの。

元の会社での私は、子供がいなかったこともあり、やはり彼女の様に毎晩遅くまで仕事をし、海外出張にもよく出かけ、本当によく働いていた。周りもやっぱり同じ様に(もっと?)働いていたから、これが当たり前の様に思っていたもんです。ところが今の会社では、効率よく仕事をすれば、多少遅くなっても18:30には会社を出ることが出来る毎日。周りの人もそんな感じ。kskと一緒にいる時間を少しでも多く持ちたいし、それはそれで有難いのですが、違う環境に移っても前の会社の感覚が残っているもんで、時々「こんなんでいいのかなぁ。」なんて自分に対しても会社に対しても心配になることがあります。その上、上司や人事部長も「赤ちゃんがいるんだから、頑張り過ぎなくていいよ。」と口癖の様に私に言ってくれるのです。そう言われる度に、「皆な、子持ちの私に優しいなぁ。」と思っていたのですが、彼女の話を聞いて、その裏の意味に気付いた気がします。結局私が頑張りすぎると、周りも頑張らなくちゃいけない雰囲気になる。「子供を育てている人も普通にハードに働かなくちゃ。」みたいになって来ると、これからママになろうとしている人も躊躇しちゃうもんね。ママさんたちにとって働きやすい環境を作るのは、先輩ママさんたち自身が見本になることも必要なのかもね。皆なが「頑張り過ぎなくていいよ。」と言ってくれるのも、私のためにだけでなく、ママさんたちも無理なく働ける会社にして行くためにも言ってくれている言葉なんだったんだと、やっと気付いた気がします。今頃気付くなんて、まだまだ修行が足りませんね。
by kskmama | 2009-10-11 21:18 | 仕事